「賢者タイム」はホルモンが影響?(※イメージ)
「賢者タイム」はホルモンが影響?(※イメージ)
この記事の写真をすべて見る

 若い男性の“草食化”や夫婦のセックスレス問題が度々話題になり、「日常の中に、そもそもセックスという行為が存在しない」という人が増えている。ところが、セックスレスではないという人でも、日々十分に満足した性生活を送っているというわけではないようだ。

 少し古いデータだが、コンドームメーカーのデュレックス社は2006年、世界26か国、26,000人以上を対象にオンラインでセックスに関する統計調査を行っている。この調査によると、日本人で1週間のうちに性行為をしたと答えた人はたったの34%。また、そのセックスに満足したと答えた人はその半分以下であったそうだ。これは、他の国に比べて圧倒的に少ない数字となっている。

 セックスへの不満要因といえば男性の勃起不全(ED)をはじめとするパートナーの身体的な問題に加え、女性の場合はよく「ムードのなさ」を挙げる。中でも、セックスの後、女性はいつまでもパートナーと一緒にいたいと思うものだが、射精後に男性は急速に性欲が減退して「放っておいてほしい」と考える人も少なくない。この男性特有の現象を一部ネット上では「賢者タイム」と呼んでいる。

次のページ