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きのう(4月29日)高知県梼原町で、四国では今年初めての25℃以上の夏日となりましたが、きょうも強い日差しのもと気温がぐんぐん上昇し、午後3時までに5地点で夏日が観測されました。四国で最も気温が高くなった高知県梼原町では26.7℃まで上がり、6月下旬並みの陽気になりました。この先も、四国地方は気温の高い状態が続く見込みです。

高温をもたらした夏型の気圧配置

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きょうは、本州の南東海上に高気圧、日本の北の大陸や千島近海には低気圧が存在する、「南高北低型」の気圧配置になりました。この気圧配置は「夏型」とも呼ばれ、その名の通り夏によく現れますが、この気圧配置になると、南海上にある暖かい空気が高気圧周辺の風により日本付近まで運ばれ、高温をもたらす要因になります。きょうは、南からの暖かい空気に覆われたことと、よく晴れて太陽からの熱をたっぷり受けたことにより、各地で汗ばむ陽気になったと考えられます。

向こう一週間も高温傾向 天気は周期変化

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四国地方は、向こう一週間も暖かい空気に覆われやすく、気温は平年並みか平年より高い日が多くなる見込みです。特に、あす(5月1日)とあさって(5月2日)の最高気温は、各地で25℃前後の予想となっており、きょう以上に暑くなるでしょう。特に、あさっては湿度も高くなり、蒸し暑さも出てきそうです。屋内でお過ごしの際は、窓を開けて風通しを良くするなど、熱がこもらないような対策をとると良いでしょう。天気は、短い周期で変わる予想で、5月3日の日曜日には、高知県と徳島県南部では、低気圧や湿った空気の影響で強い雨が降る恐れもありますので、ご注意ください。