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 タレントのダレノガレ明美さん(29)が6月2日、代理人を通じてAERA dot.編集部に毛髪薬物検査の「薬物鑑定 証明証」の写真を提供した。

 検査対象となったのは、コカイン、マリファナ、アンフェタミン(覚せい剤)など5つの薬物で、結果はすべて陰性だった。検査は法科学鑑定研究所株式会社が行い、5月27日付で結果が判明した。

 今回、ダレノガレさんが毛髪検査に至ったきっかけは、AERA dot.が5月5日に配信した記事「『マトリ』が次に狙うセレブタレント 昨年大麻逮捕の“元女優”と同ルートか」だった。記事配信後に所属事務所からの抗議を受けた朝日新聞出版は5月14日、同社ホームページと「AERA dot.」でおわびを掲載。5月22日にはダレノガレさんと所属事務所に直接謝罪した。

 法科学鑑定研究所によると、血液中の薬物は毛髪の成長と同時に毛髪内に取り込まれるため、毛髪からの薬物検査は、過去の薬物服用歴の推定のほか、薬物を定期的に使用する常習者の判定も可能になるという。

 なお、5月5日に配信された記事は週刊誌「AERA」の編集部ではなく、インターネットニュース専門の「AERA dot.」編集部が作成し、配信した。

毛髪薬物検査の結果を受け、改めてダレノガレ明美さんに関する記事を取り消し、謝罪します

 5月5日にニュースサイト「AERA dot.」でAERA dot.編集部が作成し、配信した記事「『マトリ』が次に狙うセレブタレント 昨年大麻逮捕の“元女優”と同ルートか」について、ダレノガレ明美さんと所属事務所のLIBERA株式会社から、記事中の「タレントのA」がダレノガレ明美さんと「同定が可能」であり、ダレノガレさんが「過去も現在も薬物を使用ないし所持したことは断じてなく、それを疑うべき事情も一切ありません」とする「警告書」を受け取りました。記事は関係者に対する十分な取材や事実確認ができておらず、ご批判を真摯に受け止めます。
「マトリの内偵の対象になっている」と書いた配信記事を読んだ方のなかには、「薬物を使用していた」と受け止めた方も多かったと思います。事実、今回は毛髪検査までせざるを得ない状況にダレノガレさんを追い込んでしまいました。そして検査の結果は薬物使用を否定するものでした。この結果を重く受け止め、改めて記事を取り消し、謝罪いたします。(AERA dot.編集長 佐々木広人)