でも、全然連絡がないのはやっぱり不安。だから、ボクは付き合い始めたら必ず「先輩や友達とご飯に行っても、ちゃんと彼女に連絡を返す彼氏」っていう設定を演出するようにしている。
つまり、本当は家でただゴロゴロしてるだけなんだけど、彼女には「先輩とご飯にいってる」ってことにしておいて、ひたすら彼女からの連絡を返すんだ。ちゃんとリアルな雰囲気を出すために、事前に撮り溜めしておいた居酒屋やカラオケの写真を、メールやLINEに貼り付けてね。
そうすることによって「ボクは、先輩や友達とご飯に行ってもちゃんと連絡返してるよ」ってアピールできる。だから、彼女にも「できないわけないよね?」って言えるんだ。
でも、これまでの彼女は全然ボクの言う通りにはしてくれなかった。なかなかボクの思う通りには事は運んでくれないね。
だから、我慢の限界が来てしまって、ほんとは言っちゃダメなんだけど「ボクと友達とどっちが大事なの!?」って、口走っちゃったこともある。これは反省してるしん。
ボクは、ただ心配なだけなんだ……。
ボクは、つねに彼女とつながっていたい。寝てる時以外は、LINEとかだったら、ずっとしていたいくらい。昔、それで団長に怒られたこともあったけど(笑)。ボクにとってそれがすごく重要なんだよね。
心配だからこそ、嫉妬しちゃう。興味があるからこそ、嫉妬しちゃう。
ボクって愛が深いってことなんだしん。
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

