あたしはおわび状を書くことにしました。言葉を選びながら書いたので、1週間くらいかかりました。その間に「#室井佑月のテレビ出演に抗議します」というハッシュタグが作られ、トレンド入りするくらいになりました。Twitterには、あたしに対する批判の声があふれました。謝れ、と。あたしは謝りたいです。
でも、あたしが謝りたい相手は、彼らではない。そして、マスク会社の社長さんは議論のネタにされるのは本望ではない、といっています。あたしがなにかを話せば、再度SNS上に会社の名前があがってしまう。
そして、6月5日のネットニュースに「“マスク騒動”で大炎上!『ひるおび』出演の室井佑月に『まず謝罪したら?』」という記事が載りました。なにがなんでもあたしをたたいていたいのだな、という内容でした。(つづく)
※週刊朝日 2020年6月26日号