漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系 木曜21:00~)をウォッチした。
【画像】カトリーヌあやこ氏によるBG「ほれてまうやろ!」なシーンがこちら
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最近の連ドラにおける木村拓哉のトレンドは「くたびれ感を出す」だ。イキってた時もあったけど、俺もいい年になりましたよ感。
本作にもそんなオジタク&パパタク(息子にいつも一本取られる)要素が詰め込まれている。そしてたとえくたびれていようとも、必ずあります、一芸が。
「グランメゾン東京」(TBS系)が料理ならば、こちらはお護(まも)り力だ。前シリーズは「2018年冬、木村拓哉があなたを護る!」とうたってはいたけど、すんません。いまいちそこをピンポイントで受け止めきれていなかった。私が。
それはきっと小池百合子(みたいな政治家)役の石田ゆり子とか、別れた嫁役に山口智子とか、最終回に矢沢永吉出たねとか、他の要素に気を取られちゃったせい? しかし今回はビシビシ来てます、キムタクのお護り力。
だって盲目のピアニスト(川栄李奈)が襲われて、石段から足を踏み外しそうになった瞬間、飛ぶものキムタクが。彼女を抱きしめたまま急傾斜の石段をズサーッ、背中から落ちる。