平井卓也・デジタル改革担当大臣、河野太郎・行政改革担当大臣、加藤勝信・官房長官の3閣僚のマスクに注目。ファッションデザイナーのドン小西さんがファッションチェックした。
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マスクは今やファッションの一部。その人らしさだってしっかり出てるもんな。まず平井卓也大臣。ゴルフ焼けの肌に鋭い眼光、そこに縁なしメガネだろ。ワイドカラーのシャツといい、一見小洒落てるよ。ところがマスクはヒネりなしの使い捨て。調子はいいけど手抜きが見えて、胡散臭さがプーン……って、ファッションの話ですけどね。
続いて、河野太郎大臣。ユニークなマスクが話題だけど、この人、本当はオシャレな人だからね。妙なマスクは、そこらの政治家と一緒にするなっていうメッセージと見た。この日もおむつカバーみたいな配色のマスク。まるでスーツに合ってないけど、そこが狙いということで。
最後は、几帳面さがマスクに出てる加藤勝信官房長官。清潔感のある洗える白マスクのイメージだよね。そんな安心のブランドだけど、裏返せば新しいことができないってこと。良くも悪くも何かやらかしそうな、ほかの2人に期待しますね。
■評価は……?
平井卓也(デジタル改革担当大臣)
2DON! 「駅で買ったか? 不織布マスク」
河野太郎(行政改革担当大臣)
4DON! 「マスクで主張の新戦略にエール」
加藤勝信(官房長官)
3DON!「安心と信頼の洗えるマスク派」
※満点は5DONです。
(構成/福光恵)
※週刊朝日 2020年10月9日号