「へずまりゅう」こと原田将大容疑者(Youtubeより)
「へずまりゅう」こと原田将大容疑者(Youtubeより)
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 今年7月、スーパーマーケットで支払いを済ませずに魚を食べ、窃盗の容疑で愛知県警に逮捕された迷惑系YouTuber「へずまりゅう」こと原田将大容疑者(29)が10月16日、威力業務妨害と信用毀損の疑いで大阪府警に逮捕された。

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 原田容疑者は5月1日、大阪市中央区にあるアメリカ村の衣料品店にブランドもののTシャツを持ち込み、経営者に「偽物だ」などとクレームをつけて返品を求め、その様子を撮影した動画をYouTubeに投稿していた。また、原田容疑者とともに動画撮影にかかわっていたYouTuber、「わたきん」こと吉本航容疑者(31)も警察に出頭し、逮捕された。

 当時の動画を見ると、原田容疑者が外国人の経営者に、

「ニセモノっぽいんですよね。返品お願いします」

 と何度も迫っていた。実際に買ったのは吉本容疑者で、原田容疑者は2人で返品を求めたが、経営者は商品は正規品だとして、応じない。「ニセモノ」「返品お願いします」などと大声で繰り返す原田容疑者に対し、経営者は、

「カメラで撮影するな」
「あなた何もわからないのに、なんでそんな変なこと(返品)言うの?」

 などと激怒。原田容疑者は、

「日本人だまして楽しいっすか?」

 と応戦していた。

 経営者が吉本容疑者を店内に招き入れて話し合いをしようとすると、原田容疑者は動画撮影ができなくなると思ったのか、

「中行くな、危ない」

 と吉本容疑者に指示を出す場面もあった。

 外国人経営者が返品に応じなかったため、原田容疑者らは近くの交番に駆け込み、返品に協力を求めた。だが断られるとここでも「クソ役に立たない警察、使えんな」と文句を言っている様子も動画には残っていた。

「購入した商品が偽物であると勝手に決めつけ、返品を迫ったことで業務を妨害した。商品は本物だった。おまけにその様子を動画で撮影し、外国人経営者の顔や店舗名までYouTubeに投稿。このことがさらなる業務妨害に当たるのに加えて、商品が偽物だというウソを拡散し、お店の信用を失墜させた。YouTuberというのは、その手法次第では事件、犯罪につながるのです」(捜査関係者)

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