今年はコロナ禍で「立皇嗣の礼」が行われ、眞子さまの「結婚宣言」、「皇女制度」創設が取り沙汰されるなど異例続きとなった。ジャーナリスト・友納尚子氏がその裏側の様子などを明かす。
【写真】「皇女制度」創設でどうなる?眞子さま(左)と佳子さま
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両陛下は11月29日、国会の「議会開設百三十年記念式典」にご出席された。お二人が公務で周年式典にお出ましになるのは初めてのこと。さらに雅子さまは、皇室入りされてから国会に行幸されるのも初めてだった。
会場には、小室圭さんとの「結婚宣言」以来、初めて公務に出席された眞子内親王殿下のお姿もあった。意外な組み合わせに、両陛下が眞子さまをアシストされたのではという見方もあった。
しかし、真相は秋篠宮殿下が皇嗣となられたため、秋篠宮家を代表されて長女の眞子さまがご出席されたに過ぎないという。
両陛下と眞子さまが今回のことで、どのような言葉を交わされたのかはわからないが、この日、雅子さまは眞子さまを見守るような視線を向けられていた。
11月20日には秋篠宮皇嗣殿下の誕生日(同30日)会見が事前に行われたが、その驚きの内容で未だ、騒然としていた。
皇嗣として初めて秋篠宮が何を述べられるか期待されるはずだったが、11月13日に眞子さまが文書で小室さんとの「結婚宣言」をされたことから、秋篠宮が結婚を認められるかどうかが注目されていた。
「結婚することを認めるということです」
こう述べられたが「結婚と婚約は違いますから」と従来の主張も繰り返されたことから、秋篠宮のご真意は測りきれないところがあった。
そのご様子を紀子妃は、実に複雑なご表情でご覧になっていたという。
11月24日の新聞には、タイミングを合わせたかのような記事の見出しが並んだ。
<皇族女子 結婚後に特別職 「皇女」創設 政府検討>(読売新聞)
<皇籍離脱女性に「皇女」政府検討 公務への協力委嘱>(毎日新聞)
共同通信も同様の記事を配信した。
結婚によって皇籍離脱した女性皇族に「皇女」という新しい呼称をおくる新制度が急浮上したというもので、政府は来年から検討に入るという。