今年は中止と思われた舞台「DREAM BOYS」の公演が決定した。昨年に引き続き主演を務めるのは岸優太、そのライバル役に神宮寺勇太。同じKing & Princeで活躍する2人が、舞台再開の喜び、感染対策とエンターテインメントの両立、演出の堂本光一や共演者について語った。AERA 2020年12月14日号に掲載された記事を紹介する。
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ボクシングを題材に、夢と友情、葛藤を描く舞台「DREAM BOYS(以下、ドリボ)」。2004年に滝沢秀明が主演して以来、KAT−TUNの亀梨和也やKis−My−Ft2の玉森裕太など、ジャニーズの人気者たちが演じてきた。昨年はKing&Princeの岸優太(25)と神宮寺勇太(23)の“Wゆうた”がこのシリーズを受け継ぎ、9月に公演、成功を収めた。だが、今年9月に予定されていた公演はコロナ禍で中止に。多くのファンが「今年はドリボを見られない」と思っていた10月中旬に公演決定が発表され、ファンに驚きと喜びを運んだ。そしてそれは、岸と神宮寺にとっても同じだったようだ。
岸優太(以下、岸):今年は無理だと思っていたので、上演できると聞いたときは嬉しさ倍増でした。久々にお会いできるお客さまに最高のパフォーマンスをお届けしたい。テンションが上がります。
神宮寺勇太(以下、神宮寺):僕も驚きと同時に、本当に嬉しかったです。今年はライブの生配信はありましたが、King & Princeのツアーも中止。そんななかで、ファンのみなさんの存在が自分にとってどれだけ大切かを改めて実感しました。ただボクサー役なので、身体作りは必須。去年は早めに教えてもらって、岸くんと一緒にジムに行ったり鍛える時間があったんですが、今年は本当に時間がない。僕たちが公演決定を知ったのは、皆さんとそれほど変わらないんです。焦ります。体感としては、今は去年の3倍ぐらい頑張ってますね。
岸:今年はコロナもあるので、健康第一で身体作りをしたいですね。今鍛えている広背筋と上腕三頭筋。前腕に浮いてくる血管には注目してもらえたら嬉しい。去年は“ギリシャ彫刻”でしたが、今年は海外のボクサーの筋肉を目指してます。