そうして、12月10日にはついに宮内庁の西村泰彦長官が「説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要だと考えております」と眞子さまと小室さんの結婚問題について異例の言及を行った。

「宮内庁のトップが、皇族とはいえ結婚前のお相手の小室家に対してここまで踏み込んだ発言をすることに驚きました。そこまで事態は深刻だということなのでしょう」(皇室記者)

 女性誌の皇室担当記者もこう話す。

「小室家に関しては、父親と祖父の自死、借金問題、佳代さんの振る舞いや発言などに対するネガティブな情報が後を絶ちません。宮内庁長官があそこまで発言した背景には、秋篠宮さまご夫妻のご体調、国民の結婚に反対する声、眞子さまと小室さんに対するやまないバッシングなどをセーブする意味もありますが、よりスムーズにご結婚へと進めていきたいという思いが強いのでは。長官の会見での概要は、秋篠宮ご夫妻も天皇皇后両陛下ならびに上皇ご夫妻も了解されていたことでしょう。ご結婚までの期間が長引くことで、これ以上、“小室家の闇”のような情報が表に流出するのを避けたいというのが本音ではないでしょうか」

 小室さんは婚約内定会見で、自身の性格について「単純ということになると思います。どちらかと言えば,鈍い方かもしれません。大切にしていることは,日常のペースを崩さないことでございます」と答え、好きな言葉は「LET IT BE」(なすがままに)と語った。

 これまでの経緯を振り返れば、まさに外野の声を気にせず、自分のペースを崩さず、なすがままに、そっとしておいてというのが変わらぬ本音なのだろう。(上本貴子)

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