メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

週末以降、東日本でもスギ花粉の飛散がレベルアップするでしょう。東京でも、いよいよ「多い」予想の日があり、名古屋は一番上のランクの日が増えそうです。コロナ禍ですが、そんな中でも、おすすめの花粉対策を、まとめました。

スギ花粉のピーク 西日本だけでなく 東日本も

画像A
画像A
画像B
画像B

先週末から今週前半にかけては、日本付近に「暖かい空気」が流れ込みました。春の暖かさを先取りして、心地良く感じられた方も大勢いらっしゃったかと思いますが、このポカポカ陽気によって進んだのが、スギの開花です。

東京都福祉保健局のデータによりますと、東京都八王子市と青梅市では、22日月曜と23日火曜のスギ花粉の観測値は、それぞれ700(単位:個/cm2)を超えました。西日本では、すでにスギ花粉の飛散がピークを迎えていますが、東京都内だけでなく、静岡県や福井県など、東日本でも花粉の飛ぶ量が増えてきて、関東や東海ではピークに入りつつあります。

スギ花粉の「ピーク予測」を見ますと、西日本では3月上旬までピークの所もあるでしょう。名古屋と東京は3月中旬にかけてがピークで、金沢や仙台は3月中旬からピークを迎えそうです。

スギ花粉 飛びやすい条件は どんな日?

画像C
画像C

そんな花粉の飛びやすい条件には、次の3つがあります。

「晴れて、気温が高い日」「空気が乾燥して、風が強い日」「雨上がりの翌日は、気温の高い日が2~3日続いた後」です。27日土曜以降は、九州から関東では、この条件に当てはまる日が増えるでしょう。

この先1週間、日によって、花粉がどれくらい飛ぶのか、「週間花粉情報」で、詳しく見てみます。

名古屋では、27日土曜以降、一番上のランクの「非常に多い」日が増えるでしょう。万全な花粉対策が欠かせなくなりそうです。

一方、すでに花粉がピークを迎えている福岡では、28日日曜、3月1日月曜、3日水曜は「多い」予想。大阪は、3月1日月曜、3日水曜は「多い」でしょう。そして、東京都心でも、1日月曜は「多い」予想ですので、花粉症の方はもちろん、花粉症でない方も、なるべく花粉を室内に入れないようにしたいものです。

コロナ禍でも 花粉対策を

画像D
画像D

外から室内に、花粉を持ち込まないようにするには、次のようなことを心掛けてください。

まず、外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。うがいは、のどに入った花粉を、取り除く効果があります。また、洗顔をして花粉を落とすのも、よさそうです。髪の毛にも花粉が付着するので、しっかりとシャンプーをするのも効果的です。

今年の花粉シーズンは、新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思います。ただ、花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入してしまいます。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。

一方で、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時よりも、およそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら、花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに、花粉が多数付着している可能性があります。床などは、こまめに掃除をして、カーテンは定期的に洗濯してください。