僕の覚醒スイッチが入ると、とにかく走ります。ジムに入ったこともないし、そういうのがそもそもイヤ。独断でやりたい。他人にも言わずに勝手に努力していたいんです。走るのって苦しいじゃないですか、アレが好きなんです。うちの親父が大学までずっと柔道をやっていて、親父も自分の体をいじめるのが大好きだったんですよね。イマドキのスポーツの考え方とは違うんだけど。親父も走ったり、自分で考えた過酷な運動とかしていたんだけど、結局、早死にしちゃった。自分の肉体いじめて、死んじゃってじゃねーかよって、うちの兄とよく話していた。
親父も俺も、兄貴もそうだけど、ストイックと言えばストイックなんですよね。兄貴は50歳超えてキックボクシングなんかやっている。実家にはサンドバッグがぶら下がっているような家でしたからね。親父とか兄貴が少林寺やら柔道やらで使っていました。だから、俺は、常に「動きたい」という気持ちがあるんですよ。
ダイエットに関しては、コロナ禍というのをいいように利用している。「コロナ禍だから食べ過ぎちゃうでしょ」とか「食べることぐらいしか楽しいことないもん」とか、いいようにコロナ禍を裏でみんな利用しているんですよね。そして、食べるくらいの娯楽なら、そんなに怒られない、周りからガヤガヤ言われないから(笑)。さらに、太っていても「多様性」ってことで周りからあまり何も言われない時代になりましたよね。
これは、あるあるなんですが、新人のマネージャーで僕に付いたら必ず太る! それは、竹山と同じ食生活をしているからじゃないんですよ。プライベートは別だから。マネージャーだけでなくスタイリストさんもヘアメイクさんもみんな太るんだけど、その原因は、弁当。
テレビ局の楽屋には弁当が用意されているんです。テレビの仕事での経験を積んでくると、駅弁さえイヤになっているほど、僕らはもう弁当を食べない。初めのうちは、現場に弁当があると嬉しいんですよ。しかも、テレビ局が出してくれる弁当は本当に美味しいから、初めは必ず食べる。余ったらもったいないから持って帰って食べたりする。