春の陽気から一転、22日(火)の関東地方は、開花したサクラも驚くほどの厳しい寒さと冷たい雨となるでしょう。雪がまじる所もあるため、注意が必要です。
このまま春本番!とはならず
この1週間、関東地方は暖かい日が多く、14日(月)には東京都心の最高気温は24.1度と、夏日一歩手前まで上がり、初夏の陽気になりました。20日(日)には、東京都心では15.5℃とこの時期らしい暖かさになり、ソメイヨシノの開花が発表されました。
このままいよいよ春本番、といきたい所ですが、22日(火)の関東地方は一転して、真冬のような寒さと冷たい雨になるでしょう。
朝から冷たい雨 雪がまじる所も
22日(火)は、房総半島沖に発生する低気圧が東へ進み、湿った空気や寒気の影響を受ける見込みです。
関東地方は、沿岸部では未明から冷たい雨が降り始める所もありそうです。朝の通勤・通学の時間帯には広い範囲で明け方から冷たい雨が降り始めるでしょう。内陸を中心に、平野部でも雪がまじる可能性があります。北部は昼過ぎにかけて、南部は夕方くらいまで雨や雪が降るでしょう。
平野部では積もることはなさそうですが、路面が滑りやすくなりそうです。また北部の山沿いの積雪のまだ多く残っている所では、水分を多く含んだ湿った雪や雨が降ると、なだれや屋根からの落雪などが発生しやすくなりますので、十分な注意が必要です。
日中でも5℃に届かない所も 桜も驚くほどの厳しい寒さ
22日(火)の日中の気温は、ほぼ横ばいか、朝よりも下がる可能性があります。5℃にも届かない所もあるほどで、東京都心でも開花したばかりのサクラも驚いてしまうほどの厳しい寒さになるでしょう。北よりの風で一層寒く感じられそうです。ここ数日と比べると、一気に気温が下がるでしょう。急激な気温の変化で、体にもこたえる寒さとなりますので、体調管理にもご注意ください。
21日(月)は春の装いでも、22日(火)は一転して、セーターやダウンなど真冬の装いが活躍しそうです。朝になって服装選びに慌てないよう、あらかじめ冬物を準備しておくようにしましょう。
この先は春本番の暖かさ 東京のソメイヨシノの満開は26日の予想
ただ、真冬の寒さは22日(火)だけとなりそうです。この先の最高気温を見てみると、23日(水)はまだ平年より気温の低い所が多く、東京都心も10℃を少し超えるくらいですが、24日(木)以降は、15℃を超えて、春本番の暖かさとなりそうです。26日(土)は20℃近くまで上がり、27日(日)には再び20℃を超えるでしょう。
東京のソメイヨシノの満開は、26日(土)の予想です。暖かさとともに、一気に花開き、週末には都内のあちらこちらで、満開のサクラが楽しめそうです。