東海地方のきょう13日(金)は、断続的に雨で、夜になると雨脚が強まるでしょう。雨のピークは今夜からあす14日(土)の朝にかけてで、雷雨や激しい雨の降る所もありそうです。引き続き、大雨に注意してください。
雨のピークは今夜からあすの朝
本州南岸付近には、梅雨前線が停滞し、東海地方もきのう12日(木)から雨が断続的に降っています。三重県志摩市では13日(金)の24時間降水量の日最大値は121.0ミリと、5月としては2番目に多くなっています(1位:1998年5月29日174ミリ)。
正午現在、名古屋など、雨が小康状態の所もありますが、このあとも雨が降ったりやんだりを繰り返しそうです。特に梅雨前線上を進む低気圧が東海地方に接近する、今夜からあすの朝にかけては雨脚が強まり、雷雨や激しい雨の降る所もあるでしょう。
低気圧や前線が近づく際に、三重県では南や東の風が流れ込み、鈴鹿山脈から紀伊山地を中心にさらに雨量増えそうです。前線は南岸付近に延びるため、岐阜県では岐阜市など美濃地方が中心に雨が強まりそうです。愛知県や静岡県は広い範囲で雨の量が多くなり、大雨に警戒が必要です。
あす14日6時までの24時間に予想される雨の量(多い所で)
愛知県 150ミリ
岐阜県 100ミリ
三重県 150ミリ
静岡県 200ミリ
雨の強まる時間が夜になりますので、枕元にスマートフォンやラジオなどを準備し、最新の情報がすぐにわかるようにしておくとよいでしょう。
最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。