シンディ・ローパー/サム・スミス、同性婚の権利保護法成立を記念してホワイトハウスで歌唱
シンディ・ローパー/サム・スミス、同性婚の権利保護法成立を記念してホワイトハウスで歌唱
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 2022年12月13日、ジョー・バイデン米大統領が米国の同性婚と異人種間婚を連邦レベルで擁護する歴史的なRespect for Marriage Act(結婚尊重法)に署名した。

 米国で同性婚を合法化した2015年の「Obergefell v. Hodges裁判」の判決を最高裁が覆す(クラレンス・トーマス連邦最高裁判事が6月に示唆していた)事態も新法で防げる。法案は下院で258対169、上院で61対36の賛成多数で可決された。

 バイデン大統領はホワイトハウスの南庭で行われた式典で、「今日アメリカは、平等、自由と正義に向けて、一部の人だけでなく、全ての人のための重要な一歩を踏み出しました。良識、尊厳、愛が認められ、尊重され、保護される国を創るために」と述べた。

 署名式では、シンディ・ローパーが代表的なヒット曲「トゥルー・カラーズ」を歌い、サム・スミスが2014年にブレイクしたバラード「ステイ・ウィズ・ミー」を披露した。

 シンディはまた、ホワイトハウスの記者会見室で記念スピーチも行った。彼女は、「バイデン大統領、(ナンシー・)ペロシ議長、(カマラ・)ハリス副大統領、そして彼のチームにいる全ての支持者にありがとうと言いたくてここに来ました。今回だけは、私たちの家族……私や多くの友人、あなたが知っている人々、時にはあなたの隣人です……家族が正当であると確認されたので、私たちは今夜、安心して休むことができます」と述べた。

 そして、「今、私たちは愛する人を愛せるようになりました。そう言うと奇妙に聞こえますが、アメリカ人は愛する人を愛することができるようになったのです。人々が心配することなく、子どもたちが将来について心配することがないよう尽力してくださったジョー・バイデンと、これに携わった全ての人々に祝福を」と結んだ。