今夜遅くからあす7日の未明頃にかけて「みずがめ座η流星群」がピークを迎えます。月明かりの影響が大きいので、月から離れた見晴らしのよい方向の空を見上げてみてください。
「みずがめ座η流星群」がピーク
「みずがめ座η流星群」が今夜ピークを迎えます。国立天文台によると、この流星群は、放射点の位置の関係で北半球の中・高緯度での観測は難しく、日本では未明~明け方頃の限られた時間にしか見られないということです。
1時間に数個程度と数は少なく、今夜は月明かりの影響も大きいので、見られればかなりラッキーと言えそうです。
今夜の天気は?
今夜遅くからあす7日未明にかけては、前線が本州付近に停滞する見込みです。九州~東北は広い範囲で雨が予想されて、星空観賞にはあいにくの天気となるでしょう。
見られるチャンスがあるのは、北海道の日本海側や沖縄の先島諸島、伊豆諸島や小笠原諸島などに限られそうです。
北海道ではまだまだ夜間は冷える季節です。札幌市でもあすの朝の最低気温は7℃くらいまで下がる予想です。しっかり暖かくして星空観賞を楽しんでください。
流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。特に今夜は月明かりの影響が大きいので、月と反対方向の空を見上げるようにしましょう。