さらに死亡者の割合が低いことについて、矢野氏はこう見る。
「沖縄は平均年齢が全国で最も低く、高齢者の割合が低いことも影響していると思われます。ただ、今後感染の中心が若い人から高齢者に移る恐れもあり、注意が必要です」
重症者も死亡者もゼロの県もある。岩手県、秋田県、山形県、鳥取県、岡山県、宮崎県の6県だ。しかし、死亡者の割合が少ない自治体でも、感染者が爆発的に増えれば、死亡者・重症者の割合が一気に増加する恐れはある。
重症化させない、死亡者を増やさないために、いかに適切な治療を施せる体制をつくれるか。各自治体で問われている。
(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)