意外な評価で上がった人も。北京で中継をつなぐ日本テレビの辻岡義堂アナは、パンダをモチーフにした北京五輪の公式マスコット「ビンドゥンドゥン」の魅力をリポートし、グッズを買い集める姿が報じられ、SNSでは「義ドゥンドゥン」という愛称までつくほどに。中国の投稿サイト「微博(ウェイボ)」で異例のトレンド入りし、「日本人記者がビンドゥンドゥンバッジを買い過ぎる」という#(ハッシュタグ)の閲覧回数が5億3千万回を超えた。
これには、三杉氏も「意外なところが出て来たなと思いました。いかにも、いまの時代っぽい話ですね」と言う。
意外と言えば、いつもは「炎上」のイメージの強い“あの人”に三杉氏は好印象を得たそう。
「『サンデーモーニング』の関口宏さんが、羽生選手のショートのジャンプ失敗に“氷に穴が開いていたらチェックすればいい”というコメントをして、すごく一般的なことを言っていて、それが逆にいい感じに捉えられていました。最近は炎上という印象が強く、ポジティブな話がなかった関口さんですけど、今回は視聴者目線に立ったコメントで、結果論ですけど、みんなが思っていることを解説の人にぶつけていた。“そりゃそうだよな”という当たり前のことを発言されていたのですが、当たり前のことって、結構抜け落ちていたりすることもあり、冬季五輪は採点や技の名称が難しいのが多いので、専門的な解説も大事ですが、意外と基本的なことを解説してくれると有難いなと思いました」
三杉氏が残念に思ったのが、バンクーバーオリンピック銀メダリストの浅田真央が解説者としての出演がなかったこと。
「浅田真央さんが解説者としてテレビに出ていないのは、やはり寂しいなと思いました。一部報道はされていましたが、色々な事情はあるのでしょうが、フィギュア女子では荒川静香さんや安藤美姫さんなどが解説やリポートされていたので、浅田真央さんも見たかった。そ同じ競技をやっていた人の心境や技術的な話は聞きごたえがありますからね」
羽生結弦選手の4回転半の挑戦や高梨沙羅選手のスーツ規定違反失格、ロシアフィギュア女子のドーピング騒動などメダル以外にも話題に事欠かなかった北京五輪。各局キャスターのおかげで楽しめたのは間違いない。(AERAdot.編集部 太田裕子)