お笑いコンビ・アンジャッシュに「すれ違いコント」の復活待望論が起こっている。
22日に放送された千葉テレビの冠番組「白黒アンジャッシュ」で900回の記念回を迎えた。ゲストで共演した先輩芸人のさまぁ~ず・三村マサカズから、「ネタの有利なところってさ、違う人物を演じているから、渡部がニコニコして児嶋をちゃかしても何もない。役だから」とネタ再開を勧める助言が。児嶋一哉は「すれ違いコントで話を展開させる時に、はける理由で『トイレに行ってきます』とやるんですが、『いや、ダメだ、おまえが行ったら』と違うことになってくるじゃないですか?」と相方の渡部建が多目的トイレで不倫したと報じられたスキャンダルを連想することを懸念。三村から「考えすぎだよ!」と突っ込まれたが、「トイレに行くは絶対にざわつく。浮気とか絶対ちょっと引っ掛かってくる」と不安を隠さなかった。
ただ、児嶋もコント再開についていろいろ想いを張り巡らしているようだ。「ここ1、2日で勝手にネタのこととか考えている中で、こういうことをいじったら漫才なのか、アンジャッシュのネタ作りの設定のコント…全然ネタできないじゃないか、おまえのせいで、みたいな、そういう1回、さらけ出し方をした方が良いのかな?と勝手に考えている」と明かした。
週刊誌でスキャンダルが報じられたのが2920年6月だが、1年半以上たっても、女性視聴者を中心にアレルギー反応は強いようだ。2月15日に復帰した同番組が公の場で芸能活動を再開する初めての舞台となったが、渡部の遠慮が見られてぎこちなく進行する。「いじられキャラ」だった児嶋が仕切る形で番組は回を重ねているが、互いの持ち味を発揮できているとはいえない。
「児嶋さんはいじられて力を発揮するタイプ。仕切るのが下手なわけではないのですが、視聴者からすれば今までのイメージがあるのでどうしても違和感がある。渡部さんも明らかに遠慮している感じなのでテンポが悪くなってしまう。三村さんの助言通り、コントだとキャラクターでできるのでアンジャッシュに合うと思います。もちろん、批判の声は上がると思いますが、万人に好かれるのは無理ですよ。応援してくれるファンに向けてアンジャッシュらしさを発揮した方がいい。共演にラブコールを送ってくれる他の芸人も助けたいという思いで手を差し伸べている。過去にとらわれて後ろめたい気持ちがよぎるかもしれませんが、イメージを変えるためにもどんどん絡んだ方がいいと思います」(スポーツ紙芸能担当記者)