
「ちがうよー! おいーー!」
非常に心外、といった表情で、それまでの立ち位置から一歩前に出た向井康二。門松にそっと手を添え、会場いっぱいのファンと全国中継のカメラに向かってロイヤルな笑顔を見せた宮舘涼太に、真っ先にツッコんだ。
人気アイドルグループSnow Manの主演映画『おそ松さん』は、3月25日に全国200館で公開され、3日間で45万人を動員。2022年公開の邦画1位という好スタートを切った。その大ヒット御礼として、4月2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京)で舞台挨拶が、全国同時生中継付きで開催された。
※以下、物語の核心に触れるものではありませんが、ネタバレを含みます
元気よく舞台に登場したSnow Man。それぞれの挨拶が終わると早速、SNSで募った質問を投げかけるトークコーナーがスタートし、この映画のMVPは誰だと思うか、という問いが、まずは、長男のおそ松を演じた向井に投げられた。準備体操のように腕をぐるぐるまわしていた向井だが、間髪おかず、「ぼくはもう、一人しかいないです」と答える。「おお!?」という声が飛ぶなか、「ぼく、だてさま(宮舘)ですかね。なんか新しいだてさまを見られた。あんなに映画で暴れるかっていうくらい」と続けた。
3月26日に行われた同作の公開記念舞台挨拶でも、お気に入りのシーンを聞かれて、岩本照演じるカラ松と宮舘演じるピリオドのアクションシーンを挙げていた向井(3/26配信「Snow Man 向井康二が宮舘涼太の誕生日に片膝をつき投げキス?」)。映画中では、宮舘と渡辺翔太、阿部亮平が演じる「物語終わらせ師」の3人にアドリブが多かったことに言及し、そのなかでも「だてさんのシーンがけっこう、ぼくは観たときに笑ったので」。映画中でのピリオドのワンシーンを真似、拳を握って胸元にあて、「希望を胸に、って言って、(カラ松とピリオドの)二人が離れるじゃないですか。もうちょい観たいなって」と語った。
それぞれが、自分にとってのMVPを語っていき、9人の最後に質問されたのが、その宮舘だった。宮舘と言えば、先述の公開記念舞台挨拶で、お気に入りのシーンを聞かれて向井のおそ松の演技を絶賛。向井を驚きと喜びの渦に落とし入れたばかり。