■いよいよ高校へ進学
昨年の誕生日会見では、進学校は明かさずも、受験勉強をする悠仁さまの様子が。
「進学につきましては、本人とも相談しつつ進めております。また、成長の様子ですけれども、今、中学3年生で、これはどの中学3年生もそうなのでしょうけれども。1年前と比べると机に向かっている時間が格段に長くなっているんですね。そういう日々を過ごしているわけですけれども、私も時々、そんなしょっちゅうではないものの机に向かって問題を解いている様子などを見ることがあり、そのような時に改めて、今15歳で中学3年生ということを当然のことではあるんですけれどもそういうときに実感することがあります」
このように、折に触れて教育方針や悠仁さまの進学先を問われてきた秋篠宮さま。天皇制に詳しい名古屋大学人文学研究科(歴史学)の河西秀哉准教授は、本人が望む学校に進学するのは大事なことで、それが大前提とした上でこう話す。
「皇室を取り巻く状況、特に秋篠宮家に対し、厳しい目が向けられているのをどこまで想定したのかなとは考えてしまいます。愛子さまは学習院大学を進学先として選ばれたのは、ある種のハレーションを起こさないためでもありますよね。学びたいところで学ぶのは大前提ですが、皇族が学習院を選ばないと、色々な憶測が生まれる可能性がある。秋篠宮家はそれをどこまで想定したのかなとは思います。現在のような状況のなかでは、悠仁さまの進学先や進学理由などについても丁寧に説明されることが必要だったのではないでしょうか。そうすれば多くの人々はわかってくれるとは思うのですが、それがないゆえに、国民が疑問を持ち、さらに憶測を生んでしまう」
今回の悠仁さまの筑波大付属校への入学を巡り、様々な臆測がSNSやインターネットで話題となった。そうした点にも触れ、こう続けた。
「提携校進学制度も“向学のために提携制度は使っています”と明確に言えばいいと思います。今の世の中は説明責任を求められる時代。秋篠宮家がそれと逆のことをやっているように見えてしまったのではないでしょうか。眞子さんの問題がなかったら、学習院ではない進学先に対して“むしろリベラルでよかったのでは”という意見もあったかもしれない。しかし今はそうではありません。局面を変えるための対応が必要だったのではないか。学びたいところで学ぶという大前提を踏まえつつ、悪い局面を上塗りしないような方策が求められていると思います」
色々な意味で注目される悠仁さまだが、まずは高校生活を楽しんでもらいたい。(AERAdot.編集部 太田裕子)