今は何を思う?
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 安倍晋三元首相の命を奪った山上徹也容疑者(41)は逮捕前、自らの心情をツイッターでたびたび吐露していた。

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 現在は凍結されたアカウントには、2019年から今年6月末までに計1363件のツイートがあった。旧統一教会への憎しみや、母親への愛憎入り交じった思いなどが多いが、意外な(?)人物へのエールを見つけた。

<小室圭を応援したくなるなぁ何か。どっちにしろ稼ぐようになりゃ返すだろ。眞子内親王の気持ちがブレなければ終わり良ければ全て良しに向かう。第一、他の女性皇族の婿なんぞ殆ど見ないだろ。小室圭もそんなもの。何を目くじら立てるのか?>(21年4月9日、原文ママ)

 小室圭さん(30)はこの投稿の前日、一家の「金銭トラブル」について説明する文書を公開していた。

 小室さんの母、佳代さんは小室さんの父親が自死した後、10年から12年にかけてある男性と婚約関係にあり、その間に400万円以上が生活費として元婚約者から小室家に提供されたとされる。

 これが「借金」なのか、返済義務のない「支援」かを巡って両者の言い分が異なり、トラブルに発展したことが小室さんと秋篠宮家の長女、眞子さん(30)の結婚問題を深刻化させた一因だ。

 だが山上容疑者にしてみれば、このトラブルは取るに足らない問題だったようだ。

<あのな、400万円ぽっち何とでもなるんだよ。元婚約者だって持参金1億があるから言ってる。(中略)圧力掛けてるのは誰なのか?>(21年4月17日)

 山上家では父親が早くに自死。その後、山上容疑者の母親が旧統一教会に1億円を超す献金をしたことが、家庭崩壊につながったとされる。

 世代も育った環境もまるで異なる山上容疑者と小室圭さんだが、幼い頃に父親が自死し、母親の金銭トラブルが自身の人生に大きな影響を与えた点では似通っている。

 過去の金銭トラブルをものともせず、眞子さんとの結婚に突き進んだ小室さんの姿に、山上容疑者は何を感じ取ったのだろうか。(本誌・佐賀旭)

週刊朝日  2022年8月5日号