生活費とかも全部ギャンブルにつぎ込んじゃって、最悪な時期もあった。消費者金融からもお金を借りたことも何度もあるし、結局それも返せなくなって、ついには両親を頼るしかなくなってしまった。あの時は、両親にはほんとうに迷惑かけてしまったなって反省している。改めて振り返ると、やっぱり身を滅ぼすようなギャンブルのやり方はダメだなって、つくづく思うよ。
もちろん、今では、ギャンブルのために消費者金融を利用するなんてことはしてない。自分のお金で、ある程度の余裕を持って楽しめているから、ほんとうによかったなって心から思う。たくさん失敗したおかげでエピソードトークとしてテレビで話せるネタもできたし、ギャンブル好き芸人として営業の仕事にもつながったり、Abemaで番組を持つこともできたから結果的には良かった。ボクのこの25年のギャンブル人生も、決してムダではなかったってことだよね。
ちなみにボクは、ギャンブルで「負けた」ってことは、逆に、運が「たまっている」ってことだって解釈をしている。だから、ギャンブルに負け続けたことでたまった「運」が、芸能界のお仕事のために使われているということなんだよ。きっとね。
だから、ボクは、ギャンブルをこれからも一生続けていくと思う。
「運」をずっとため続けていきたいし、それに、いつか絶対負けた総額をすべて取り返してやるって思っているからね。
ボクは生涯ギャンブラーだしん!
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)