●5位=山梨学院大、3個
 乙黒拓斗さんがレスリングで金、浜田尚里さんが柔道女子78kg級で金、混合団体で銀をとっている。

●5位=東海大、3個
 いずれも柔道だ。ウルフ・アロンさんは男子100kg級で金、混合団体で銀、高藤直寿さんは男子60kg級で金を獲得した。

●5位=早稲田大、3個
 フェンシング男子エペ団体の加納虹輝さん、レスリング女子50kg級の須崎優衣さんが金、本橋菜子さんはバスケットボールで銀をとっている。慶應義塾大は武藤弘樹さんがアーチェリー団体で銅。武藤さんは愛知県の進学校、東海高校出身だ。

 ほかの大学を見てみよう。

 1960年代まで必ずメダルを獲得していた慶應義塾大は1個。スポーツ伝統校としてはさびしい。慶應義塾大出身の山縣亮太さんは陸上400mリレー決勝に出場したが、バトンをつなげることができず、同種目で日本代表は失格してしまう。メダルへの期待がかかっていたので、残念だった。。

 野球、ソフトボールが世界一になったことで、これまで金メダルとは縁がほとんどなかった大学の名前があがった。「侍ジャパン」のメンバーでは、伊藤大海さんは苫小牧駒澤大(現・北洋大)、源田壮亮さんは愛知学院大、菊池涼介さんは中京学院大、柳田悠岐さんは広島経済大、大野雄大さんは佛教大である。

 ソフトボールでは清原奈侑さんが園田学園女子大、森さやかさんは東京女子体育大を卒業している。

 空手の男子形で金メダリストとなった喜友名諒さんは強烈なインパクトを与えてくれた。喜友名さんは沖縄国際大出身。入学した動機について同大学の広報誌でこう話している。

「高校卒業後の進路を考えるにあたり、まずは佐久本先生の元で空手を続けたいという考えがあり、県外への進学は選択肢にありませんでした。高校の先生や先輩方にもいろいろと相談をして、本学の教職課程がとても素晴らしいという評判を聞いていました。私は将
来的には空手の指導者にもなりたいと考えていましたので、教職課程で学ぶことは自分の一つの武器になると思いました。また、英語が好きな科目であったこともあり、学科は英米言語文化学科を選択しました」(「OKIU magazine」114号2020年7月)

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京都大からメダリストが誕生