丸山茂樹氏は、全英オープンに出場するタイガー・ウッズ選手への期待、アメリカンフットボールの西村豪哲選手の引退について語る。
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今年の海外メジャー最終戦となる「全英オープン」(7月14~17日、スコットランド・セントアンドルーズ)が近づいてきました。
6月の全米オープンを欠場したタイガー・ウッズ(46)も出場する方向ですね。「聖地」セントアンドルーズには特別な思いがあるんでしょうね。5年に一度の会場で、タイガーは2000年と05年に優勝してます。
メジャートーナメントにタイガーがいるのといないのとではね。いつまでもタイガー人気に頼ってしまってはダメなんですけど、やっぱり彼は特別な存在ですから。盛り上がるし、みんなに安心感があると思いますよ。華があります。
僕自身がセントアンドルーズでほんとに気持ちよくプレーできたのは、00年に初めて出たときの初日だけ。4アンダーで4位のスタートでした。でも次の日はすごく強い風で、予選落ちしかけました。日によって別の顔を見せてくる。「さすがゴルフ発祥の地だな」と思わされましたね。
11番ホールは世界一難しいショートホールとされていますけど、僕は意外とボギーを打たなかったと思います。風は得意な方だったんで、いつも全英には向いてると思って行ってたんですけど、あまりにもすごい風なんで、そうなってくると話は別ですよね。
パー4の17番はセントアンドルーズの最難関コースです。コース内にあるホテルを越えて打っていく。グリーンの右には線路の跡。グリーン手前には有名な「ロード・ホール・バンカー」がある。ほんとに難しい。
でも、いまの選手は飛ぶんでね。ティーショットでホテルの真上を越えていって、風がなかったら100ヤードも残らないんじゃないですかね。追い風なんか吹いたら、グリーンのそばまでいっちゃいますよ。でもそれが逆に難しくなるのかな。テレビで解説をさせてもらうので、しっかり見たいと思います。