かつて樺太と呼ばれたサハリンには、いまも日本人が暮している。終戦時まで王子製紙の巨大なパルプ工場があったウグレゴルスク(旧恵須取、えすとる)は海や山に囲まれ、豊かな自然が身近に感じられる。現地の人々は秋になるとベリーを摘み、冬には沿岸に押し寄せるシシャモを捕り、保存食づくりに精を出す。そんな自然の幸を日常的にいただく生活を追った写真家・辻田美穂子さんの作品を紹介します。
〈読まれた記事をGWに再チェック〉「私、フェミニズムって大嫌いなんです」 規制に抗いながら「昭和のエロ」を撮り続ける写真家・マキエマキ