
今の後輩たちの勢いがすごいぶん、僕たちも、もっと大きいステージだったり精度の高いパフォーマンスだったりを見せていかないとですね。やっぱ後輩たちに夢を与える存在になりたいので。
──今年は初のドームツアーやロックフェス出演など、ジャニーズWESTにとって様々な挑戦の年に。来年の目標は?
フェス荒らしって言われるくらいたくさんフェスに出ることです(笑)。ジャニーズ事務所のなかでも、また新しい道を切り開けたらなと。4大フェスも目指したいですね。
(5月の)METROCK(2022)では、僕たちを初めて見る人たちもウェルカムな感じで一緒に楽しんでくれたし、「打首獄門同好会」の方々とか「ヤバイTシャツ屋さん」とかアーティストとの交流もあって、「俺ら今フェス会場にいんねや!」ってすごく感じました。いつか完全に規制がなくなって、声も出せて(観客の)近くに行けるってなったら、客席ダイブとかやってみたいっす(笑)。
──今後、グループのために書いていきたい曲の構想は?
いっぱいありますよ。ベースはロックだけど、ガツンバキバキっていうハードな感じよりはバラード寄りのエモーショナルな曲がいいかな。ディスコ調だったり、WESTの新しい引き出しを開くような曲も書いていきたいです。
曲作りはメロディーより歌詞を考えるほうが苦労しますね。「これをWESTが歌ったらどういう意味になるかな?」っていうところまで考えて書いているので。
WESTは親近感と熱さならどのグループにも負けない自信があるから、聴いてくれた人の背中を押すような“全肯定ソング”はこれからも歌っていきたいです。でもあんまり「大丈夫大丈夫!」って歌われすぎても、みんなおなかいっぱいになっちゃうと思うので、そこはバランスで(笑)。
(構成/本誌・大谷百合絵)
※週刊朝日 2022年12月16日号