俺、ちっちゃいころから“お兄ちゃん”でいなきゃいけないと思ってる部分があるのか、面倒見はいいほうなんですよね。妹が二人いるから送り迎えとかしてたし、けっこう尽くすタイプ。でもあの二人とずっと一緒にいたら、たぶん3日で胃に穴が開くと思う……。あいつら結婚できんのかな。できへんやろ絶対(笑)。
■客席ダイブとかやってみたい(笑)
──後輩思いで知られる神山さんですが、最近何かしてあげたことは?
ごはんに連れていったくらいじゃないですか?(Aぇ! groupの草間)リチャード(敬太)と佐野(晶哉)が仕事で東京に来ているときは、(Snow Manの向井)康二を誘ってたまに集まるんです。
やっぱり同じ関西の後輩はかわいいですよ。エンタメの世界も東京が中心なところがある以上、関西から全国に進出していく難しさはようわかってるから、先輩と後輩のつながりがすごく強いんです。まあ、今は昔とは環境もちがうとは思うんですけど。
──環境がちがうとは?
僕たちがジャニーズJr.のときは、雑誌の取材が2回とラジオ収録だけみたいな月も全然ありましたもん。レッスンふくめてほんっとに何もなくて、ただぼーっとしてた(笑)。
18歳過ぎてからは、(ジャニーズ)カウントダウンコンサートとかのタイミングで東京に呼んでもらえる機会も増えましたけど、それでも年に1回2回あるぐらいだったかなー。1曲だけマイク持って歌えるから、そこに全力かけて。そういうアグレッシブさは今でも忘れたくないなと思っていますけどね。
今の子たちはテレビ番組にもレギュラーで出てるし、アリーナクラスの公演もしていて、もうこれは完全にJr.の時代来てんなと思う。だからAぇ! groupに「どうやったら売れますかね?」って相談されても、無責任だけど「いや、お前らは大丈夫でしょ」としか言えないというか。
まあ自分を信じてやっていくしかないですから。先輩としては自信を持ってもらいたいし、「デビューできますかね?」じゃなくて「絶対してやる」っていうマインドになってほしいから、多くは語らず、鼓舞する言葉をかけてます。