漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「作りたい女と食べたい女」(NHK総合 12月14日[水]22:45~[最終回])をウォッチした。
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「私作る人、僕食べる人」というインスタントラーメンのCMが、「男女の役割分担の固定化」と抗議され放送中止になったのは1975年のこと。
その後50年近くたった今、世の中はアップデートされたのか。いやいやなかなかそうでもない。
料理好きだが、小食のためもっとたくさん作りたいと常日頃思っている「作りたい女」野本さん(比嘉愛未)。
しかし職場で料理好きが知られると、男性の同僚は言う。「いいお母さんになるタイプ」。そうじゃないんだ、ただ作りたいんだ。
好きでやっていることを全部「男のため」と言われるのは、なんだかつれぇなと野本さんは思う。
一方、野本さんと同じマンションに住んでいる春日さん(西野恵未)。カラアゲ定食を頼めば、男よりご飯を少なめに盛られる。そうじゃないんだ、どんぶり飯ペロリの女だっているんだ。
そんな二人が出会い、作りたい女がこしらえた料理を、食べたい女が美味しくたいらげるお話。
漫画の実写化だけど、まずこの春日さん役の西野恵未は本来ミュージシャン(たまたまライブに行った制作スタッフに見初められたという)。