写真・図版(1枚目)| 京都の紅葉は酷暑の影響で後ろ倒し!「ピーク」と「予約可能なスポット」教えます
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「京都の紅葉シーズンが異例の遅れをみせている」

 2024年11月30日、朝日新聞にこんな記事が掲載された。9月以降も高い気温が続いたことで、京都市内の紅葉の見ごろは12月に大きくずれ込み、ピークが最も遅くなる見通しも出ている、と記事は伝えている。

 従来は「11月」とされていた京都の紅葉の見ごろだが、昨年以上の酷暑が続く今年も、11月下旬から12月にずれ込む可能性は高い。8月5日に発売されたばかりのムック「秋の京都 2025(アサヒオリジナル)」も、「近年の紅葉は、夏の猛暑の影響があってか、全国的に見ごろが遅れてきており、12月上旬に見ごろの紅葉名所も多い」と書いている。

写真・図版(2枚目)| 京都の紅葉は酷暑の影響で後ろ倒し!「ピーク」と「予約可能なスポット」教えます

 いずれにせよ、紅葉シーズンは京都が1年で最も観光客でにぎわう時期。重要なのは、交通機関やホテルの予約はもちろん、「紅葉スポット」を早めに予約しておくことだ。この記事では上記のムックから、比較的落ち着いて紅葉を楽しむためのコツと、予約可能な紅葉スポットを紹介したい。

食事の時間もセットで「ずらす」

 快適に紅葉を楽しむために重要なのは、当たり前のようだが時間や場所をずらすこと。重要なのは食事の時間もセットでピークを避けることだ。

 清水寺や法然院は6時、北野天満宮は7時、天龍寺は特別早朝参拝期間中(11月15日から11月30日)7時半に開門。境内自由の神社仏閣は、早朝拝観をお勧めしたい。人が少ない朝の時間を有効活用でき、道路が空いているのでバス移動も快適。絶景をひとり占めして映え写真を撮ることもできそうだ。

 早朝に動きだせばおなかも早めにすくので、開店と同時に入店したい。12時、13時にランチ、と思っていると入店待ちで思わぬ時間がかかってしまうことも多いが、行列必至の人気店も開店と同時ならスムーズだ。そして、人気の名所が大混雑する午後の時間帯は、予約制のスポットや郊外の穴場へ。

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