「ゲッツ‼」のフレーズでブレイクしたダンディ坂野さんには2人のお子さんがいて、高校1年生の長女は中学受験を経験しています。現在は小学6年生の長男も受験に向けて頑張っているそうですが、全国模試でトップをとるほど優秀だそうです。どのような教育方針で子育てをされてきたのか、お話をうかがいました。※後編<ダンディ坂野に聞く、高1と小6の“にこやかな”子育て「ただ一つ、子どもたちに厳しく言っていることがあります」>に続く

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「勉強しなさい」の代わりにかける言葉
そこまで頑張らせなくていい、と思ったことも

「勉強しなさい」の代わりにかける言葉

――高1の娘さんは中学受験を経験されていますが、小6の息子さんはいかがですか?

 娘は小5から受験塾に通わせたのですが、息子は小4の途中から通っています。この間は全国模試で国語だったかな、1位をとって……。満点だったみたいです。その次は1問だけ間違えたみたいですけど、答えは合っていたのに、漢字を間違えて減点されてしまって。

――すごい! 優秀なんですね。

 娘はとにかく頑張って頑張って大学附属の私立中学に合格したのですが、息子は楽しそうにタブレットでアニメを見ていると思ったら、全国1位や2位をとってくるので、変わった子だなと思って(笑)。塾の先生から志望校のレベルを上げたほうがいいと言われて上げたら、1カ月後にはさらにレベルを上げたほうがいいと言われるような感じで、今のところ順調にきています。

――どうすれば、そんなに優秀な子が育つのでしょうか。

 僕にもわからないんです(笑)。僕は工業系の高校出身で、子どもたちの勉強を見たことはないんです。妻もそこまで見ていないと思います。塾では夜の9時ごろまで頑張っていて家では宿題をやるくらいですが、メリハリはつけていますね。「勉強をしなさい」とは言わないのですが、日ごろから「やるべきことをやったら何をやってもいいよ」って伝えているんです。だから宿題が終わると休日のお父さんみたいにソファに横になって、ゲームをしながらタブレットを見るとか(笑)、器用なことをしていますね。それでもやることをやっていれば何も言いません。

――ダンディさんの言うことを守って先に宿題をやるんですね。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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