子ども4人の東大理三合格をサポートした佐藤ママこと佐藤亮子さんは、現在、子育てアドバイザーとして講演などを行いながら、夫の弁護士事務所で事務員としても働いているといいます。書籍『中学受験の意義 私たちはこう考えた』の著者である佐藤さんと、中学受験カウンセラー・安浪京子さんとが対談。佐藤さんが「夫のサポート」について語りました。

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疲れたと思うことは「ない」

安浪:今日、佐藤さんはここにいらっしゃる前に講演会を1本されてきたんですよね?

佐藤:そうなんです。2時間しゃべりっぱなし!(笑)

安浪:相変わらずタフですね!佐藤さんは奈良在住ですが、東京でのお仕事は多いんですか。

佐藤:そうですね。今は月の3分の2は東京です。東京にいるときは娘が昔住んでいた下宿を引き継いで、そこを拠点に自炊しながら仕事しています。

安浪:すごいパワフル!疲れた〜って思うことは?

佐藤:ないですね(笑)。実は今、自分の仕事以外にも夫の仕事も手伝っているので、奈良に帰ってからもゆっくりできないんです。 

安浪:ご主人は弁護士ですよね? 

佐藤:はい。自分の事務所を持ってやっているんですが、最近長年やっていた事務員さんが辞めることになって。次の方が見つかるまで、という条件で私が手伝うことになったのですが、結局ずっと続いています。

安浪:なんと!弁護士事務所の事務もやられているんですね。どんなことをされているんですか?

佐藤:基本的にはコピーやファイリングなどの資料整理や事務処理などです。弁護士の世界は紙が命なので、ここをきちんとしないと。

安浪:まさに、子育てのときに培ったスキルが生きてる!

佐藤:そうなんですよ。コピー用紙も今までは2パックくらいしかストックしてなかったけど、私はダンボールで1年分発注しました。「お父さん、コピー用紙をケチってたらいい仕事できないよ!」って(笑)

安浪:受験サポートの鉄則、「ノートとコピー用紙は惜しむな」ですね(笑)。

佐藤:はい。紙や文房具類がたっぷりあることは大事です。夫の仕事は離婚調停なども多くて、「ママ、この件どう思う?」って相談されたりすることもあります。

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江口祐子
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