ドラマに映画に活躍中の俳優、高橋光臣さん。“筋骨隆々”の姿からは一見、想像できませんが、スイーツ作りが大得意。ご自身のインスタグラムには高橋さんお手製の美味しそうなスイーツがずらり。プライベートでは7歳、5歳、0歳の男の子3人のパパですが、スイーツを作り始めたことで深まったお子さんたちとの絆について伺いました。※後編<高橋光臣が語る3人男子の子育て 「富士山の高さは?」「光の速さは?」毎朝同じクイズを出す理由とは?>に続く

MENU はじめて作ったスイーツは、焦げたクッキー ずっとスポーツ好きで肉好き。好きなことにスイーツ作りも加わった 料理をしながら子どもの成功体験を増やす

はじめて作ったスイーツは、焦げたクッキー

――はじめてスイーツを作られたのは、いつですか?

 2023年の3月です。アンパンマンクッキーを作りました。休みの日に子どもたちと時間を持て余していて、「何か一緒にやれることはないかな?」「クッキーでも作ってみようか」って。YouTubeやインスタグラムを見ながら、目分量で作ったところ、アンパンマンの顔は認識できないほど焦げてしまいました。けれど、子どもたちは美味しいといいながら食べてくれました(苦笑)。

 それから4カ月ぐらいは作っていなかったのですが、プライベートでも仲良くしてくださっているDAIGOさんのアドバイスがきっかけで本格的に作り始めるようになったんです。

――どんなアドバイスだったのでしょう。

 DAIGOさんとは家族ぐるみでよく遊ぶのですが、ある日、土手のような場所で2人で歩いているときでした。DAIGOさんが「光臣、ちょっとドーナツ作って」と急に言ったんです。

 こちらは、ビッグクエッションですよ(笑)。「え?なぜですか?」と尋ねたら、「光臣、ちょっとさ、甘みが欲しいよね」と。DAIGOさんいわく、僕は筋トレや殺陣(たて)に没頭しているという汗っぽいイメージがあるから、甘いイメージが欲しいという意味だったようです。尊敬するDAIGOさんのアドバイスだし、当時は、まだ社会的にコロナ禍の名残のような雰囲気もあり、家でできることとして、挑戦してもいいかなと思ったのです。

 その話はすぐに妻たちにも共有され、私の妻も「いいんじゃない」と言ってくれました。そして、せっかく作るのだったらと、インスタへの投稿も始めました。

DAIGOさん(左)と高橋光臣さん(高橋さん提供)
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永野原梨香
永野原梨香

ながのはら・りか/『週刊エコノミスト』、『AERA』『週刊朝日』などに勤務し、現在、フリーライター。識者インタビューのほか、マネーや子育てをテーマに執筆中。

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