FC町田ゼルビアの中心メンバーとして活躍中の相馬勇紀選手。独自のサッカー哲学や黒田剛監督について、また、FC町田ゼルビアに移籍する前に在籍したポルトガル1部リーグ、カーザ・ピアAC時代の苦労話などを語ってもらいました。※前編<町田ゼルビア・相馬勇紀に聞く3歳息子に“デレデレ”の子育て「子どもの存在がサッカーを頑張るモチベーションに」>より続く
【写真】FC町田ゼルビアでの相馬選手のプレーのようす、ポルトガル時代の集合などはこちら(全4枚)町田は地元のような場所
――2024年7月からFC町田ゼルビアに所属されています。町田というホームタウンはいかがですか?
もともと僕の出身地が東京の調布市で距離的に近いこともあり、地元感がありました。地域のみなさん心が温かくて、とてもいい場所です。
――サポーターが熱そうなイメージがあります。
かつて所属していた名古屋グランパスも鹿島アントラーズも相当熱かったですが、FC町田ゼルビアは、昨年と比べても今年は応援がかなり盛り上がっていて、声や迫力もどんどん大きくなってきていると思います。
――サポーターの皆さんの大きな声援は選手に届いているんですね。声援がプレーに影響を与えることはありますか?
はい、しっかり届いています! 選手がピッチにアップで入ったとき、歓声の大きさで一気にスイッチが入ることもあると思います。
ゴールセレブレーションが笑顔いっぱいの理由
――相馬選手といえば、ゴールセレブレーション。大きな笑顔で真っ先にゴールを決めた選手に駆け寄ってチームを盛り上げていくという印象があります。
意識して盛り上げている訳ではないんですが、小学校時代からクラスの盛り上げ役だったので、ついつい本性が出てしまうというか、ただうるさいというか……(笑)。僕がいないとうちのチームは一気に静かになるかもしれないですね。
とはいえ同世代が多いせいか、本当にチームの仲間同士の仲が良くて。もちろん自分がゴールを決めてもアシストしても嬉しいですけど、チームの仲間が点を取ると、自分ごとのように嬉しくなってしまうんですよ。

――去年、今年にかけてチームには相馬選手と同世代の20代後半の選手がたくさん加入されました。
はい。経験をたくさん積んできている世代ですし、体も動く年齢だと思うので、チームは僕らが引っ張っていかなければいけないという意識はみんな持っていますね。
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