
3月23日に最終回を迎えた松坂桃李主演の話題ドラマ「御上先生」(TBS系)で、一躍注目浴びたのは、女優の蒔田彩珠(22)だ。御上(松坂)が担任を受け持つクラスのまとめ役的立ち位置の生徒を演じ、SNSでも「蒔田彩珠の演技って、ほんと引き込まれる感じ」「軽やかな演技が流石だな」など、蒔田の演技力を評価する声が多い。
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「意外にも蒔田さんはこの作品が学園ドラマ初出演だそうです。富永の役のイメージをつかむため、『ドラゴン桜』など、いろいろな名作学園ドラマを見たそうです。同作では明るくてしっかり者の生徒を好演していますが、実はこうした明るい役は初めてだそうです。初制服の着こなしにも気を配っていて、富永は優等生キャラのため、スカートを短くしたり、袖をまくったり、あえて着崩したりしていないのだとか。なので、共演する影山優佳や矢吹奈子のスカートをウエストで折って短くしたり、そでをまくったりするギャルっぽい着こなしをうらやましく思うとインタビューで話していましたね」(テレビ情報誌の編集者)
まだ22歳と若い蒔田だが、10代の頃から実力派女優と呼ばれていた。7歳で子役としてデビューし、2012年に是枝裕和監督が初めて手がけた連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(フジテレビ系)で、約400人のオーディションを勝ち抜いて阿部寛と山口智子の娘役に抜擢。その演技力が是枝監督から高い評価を得て、以降、彼の作品の常連となっている。映画「朝が来る」(2020年)では、中学生で妊娠、出産し、子を特別養子縁組に出すという難役にトライし、報知映画賞助演女優賞やヨコハマ映画祭助演女優賞などを受賞。連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK、21年)では、陰のあるヒロインの妹役を好演。その後も、「妻、小学生になる。」(TBS系、22年)、「わたしの一番最悪なともだち」(NHK、23年)など、数々の話題作で存在感を発揮した。