
帰国生はネイティブの教員が授業を4時間行い、4技能を身につけると共に、残り2時間は文法・語彙を強化しつつ、洋書を読み込んで英語力に磨きをかける。高2、3年は3段階の習熟度に分け、それぞれに応じた指導を行う。上級クラスは帰国生だけではなく、一般生も混在するという。
「大学受験というよりも、将来使えるような英語力を身につけることを目標に、カリキュラムをバランスよく組み立てています。それが結果として大学入試にも良い影響をもたらしているのではないでしょうか」(河野さん)
中3からはライフデザイン教育の一環として、進路指導を行っている。卒業生を呼んで講演や座談会を開催したり、大学を訪れてイベントなどに参加したりしている。
同校はキリスト教の学校として、毎日の礼拝、週に1時間の聖書の授業、ボランティア活動にも熱心に取り組んでいる。
「本校は進学校というよりも、精神的な成長を大事にしているキリスト教の学校です。日々の宗教的な取り組みが生徒の心を鍛え、進学にも良い結果をもたらしているのかもしれません」(同)
※AERA 2025年3月24日号より抜粋、加筆
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