
101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。孫の彬子さまが喪主を務め、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が参列。成年を迎えた秋篠宮家の長男、悠仁さまの姿もあったが、席順と参拝の順序は天皇、皇后両陛下の長女愛子さま、秋篠宮家の次女佳子さま、長男悠仁さまというものだった。従来の皇室の「ご身位」とは異なる「新しい並び順」だったことに、皇室に詳しい専門家たちは驚きを隠せない。
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緑の木々に囲まれた豊島岡墓地に、雅楽の葬送曲「竹林楽(ちくりんらく)」が響くなか、百合子さまの柩をのせた霊車はゆっくりと進んだ。
一般の告別式に当たる「葬場の儀」が始まった。
百合子さまの祭壇に向かって右の幄舎(あくしゃ)には、秋篠宮さまご夫妻や天皇、皇后両陛下の長女愛子さまら皇族や親族が、左の幄舎には石破茂首相や額賀福志郎衆院議長らがそれぞれ着席。司祭長の坊城俊在氏が百合子さまの生涯についての弔辞を朗読し、喪主の彬子さまは頭を下げて聞き入っていた。
幄舎には、今年9月に18歳の誕生日を迎えて成年皇族となった悠仁さまの姿もあった。愛子さまとともに公の場に臨むのは初めてのことだ。
新しい「並び順」
「幄舎に着席なさり、そして順番に百合子妃殿下の祭壇に拝礼される皇族方の映像を目にしたとき、すこし驚きました」
こう話すのは、かつて皇室に仕えていた人物。注目したのは、悠仁さまが着席していた位置と拝礼の順番だ。
幄舎の先頭の最も中央に近い位置には、喪主である彬子さまが着席。その隣には皇嗣の秋篠宮さまと皇嗣妃の紀子さまが座っていたが、彬子さまの後ろの2列目に愛子さまが着席し、佳子さま、そして悠仁さまと並んでいたのだ。百合子さまの祭壇の前での拝礼も、この順序だった。