先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA dot.」で2024年11月7日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。
【写真】キュートな笑顔に真剣なまなざしも。青森を語る王林さん
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絶妙な津軽弁と「東京が怖い」キャラクターで、すっかりお茶の間の市民権を得た。タレント、俳優、ソロアーティストと幅広く活躍している。一番の夢は「青森県知事になること」だという。なぜ、知事なのか。
「青森のために頑張る」はぶれたくない
王林 グループ活動をしていたころはグループの目標が私自身の目標だったので、約2年前にグループを卒業したときに、一度、目標がなくなったんです。芸能界にそこまで執着があったわけでもないので、「私は何のために頑張ればいいんだろう」と思って、「青森のために頑張る」っていうところはぶれたくないと思って青森県知事になるという夢が生まれました。
──元アイドルでタレントが、知事になる。ありえない話でない。現・青森県知事の宮下宗一郎氏とは、これまで何度も仕事をしている。
王林 ありがたいことに、知事と一緒に青森県の未来を語る、というお仕事をさせていただく機会があるんです。知事は私の思いを受け止めてくれますし、考えていることもたくさん話してくださる。知事に会う度に「青森はまだまだ可能性を秘めている」と刺激をもらいます。
田舎に住んでいる人たちは都会に住んでいる人たちに比べて、自分が住んでいる場所に自信を持っていない場合が多いと思うんですが、知事は「『できない』とは言わないようにしている。一度、『わかりました、やってみましょう』と言うようにしている」とおっしゃっていて、新しい挑戦に対してとても前向き。挑戦は青森県にたくさんあるすてきなところをなくさないことにもつながると思いますし、私自身も挑戦することによって背中を押されます。今、初めてのミュージカルの稽古中ですが、これも自分の中では大きな挑戦です。
──宮下知事に言われてうれしかった言葉がある。