故ビング・クロスビーの愛されるホリデー・ヒット曲「White Christmas」が、リリースから80年以上経った今、BTSのVによって生まれ変わる。
現地時間2024年11月6日、12月6日に発売される1942年の大ヒット曲のリミックス版で、28歳のK-POPスターが故人のレジェンドと共演すると発表された。ビング・クロスビー・エステート(遺産管理団体)、プライマリー・ウェーブ・ミュージック、ゲフィン・レコードとの提携によりリリースされるこのプロジェクトは、“時代を繋ぐ”コラボレーションと表現されており、クロスビーが世代を超えたデュエットを最後に実現させた1977年の故デヴィッド・ボウイとの「Peace on Earth/Little Drummer Boy」から47年ぶりの共演となる。
Vはこのリミックスについて、「僕が一番好きなジャズ・アーティスト、ビング・クロスビーの歌でフィーチャーされる機会を得られたことをとても感謝しています。僕は彼の歌“It’s Been a Long, Long Time”を1日に何度も聴いて育ったので、憧れの人の歌声と“White Christmas”を一緒に歌うことができてとても幸運で光栄に思っています」と声明で述べた。
Vは、「彼の大ファンなので、最大限の誠意と尊敬の念を込めて歌いました。僕が歌うことを楽しんだように、多くの人々がこの曲を楽しんでくれることを願っています。最後に、この曲を聴いてくださる皆さまに素敵なホリデー・シーズンが訪れますように」と続けている。彼は以前「It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas」をカバーしたこともあるが、クロスビーが歌ったオリジナル版は米ビルボードの“Holiday Streaming Songs”チャートで30位、“Holiday Airplay”チャートで8位、“Holiday Digital Song Sales”チャートで14位を記録している。
1942年の映画『スイング・ホテル』のために最初に録音され、その後1954年の映画『ホワイト・クリスマス』で大々的にフィーチャーされたクロスビーの不朽の名曲は、史上最も売れたシングルとして広く知られている。この楽曲は、1958年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”が開始される16年前にリリースされたが、同年12月に同チャートに初登場し、1962年には最高12位に達した。
クロスビーは1977年に死去した。娘のメアリー・クロスビーは、父親の死後に発表された新たなコラボレーションについて、「家族として、この究極のクリスマス・ソングでVと父が一緒に歌っていることに感激しています。二人の歌声は美しく調和し、ホリデー・スピリットを最高の形で捉えています」と声明で述べた。息子のハリーは、「Vがこの時代を超えたクリスマス・ソングの喜びを共有する手助けをしてくれることを嬉しく思います」と付け加えた。
このコラボが実現する約9か月前に、Vのソロ・シングル「FRI(END)S」がHot 100で65位を獲得した。昨年12月には、UMIとデュエット曲「Wherever U R」をリリースしている。Vは現在、BTSのSUGA、RM、JIMIN、JUNG KOOKの4人同様に韓国軍の義務兵役期間中だ。今年JINとJ-HOPEはそれぞれ兵役を終え、グループとしての活動は2025年に再開される予定だ。