15年ぶりの再結成を発表したオアシスのデビュー30周年を記念し、【リヴ・フォーエヴァー:オアシス30周年特別展】が2024年11月1日~11月23日にわたり、東京・六本木ミュージアムにて開催される。一般公開に先立ち、10月31日にメディア向け内覧会が行われた。
今年8月に再結成を発表し、2025年7月より16年ぶりとなるワールド・ツアーをスタートするオアシス。世界中のファンが期待に胸を膨らませるなか開催される本イベントでは、英国事務所所蔵の200を超えるアイテムが展示され、彼らの30年間の軌跡を辿ることができる。
バンドメンバーの大きなポートレートで囲われた入り口をくぐると、瞬く間にオアシスの世界へ。活動年表のほか、グラフィック・デザイナーでアーティストの河村康輔によるデビュー30周年を記念して作成された最新ロゴを含む、彼らの歴代ロゴが並んだパネルが登場。続いて、今までに発表された7枚のアルバムが、出身地であるマンチェスターやロンドンの街並みを模した空間に当時のアイテムとともに展示されている。収録曲の直筆歌詞や1994年の来日公演の際に使用されたスケジュール表などもあり、まさに歴史と共に当時の風を感じることができる。
さらに進んで行くと、メンバーの愛用したギターなどの楽器や受賞トロフィー、彼らが表紙に登場した数々の雑誌が並ぶ。当時の人気ぶりが窺えるだけでなく、世界的ロックバンドへと駆け上がっていった躍進の軌跡を辿ることができる。続いて、アルバムやシングルの告知ポスターやツアー・ポスターが登場。デザインとともに、彼らがいかにアイコニックな存在であるかを感じ取れるだろう。
過去の映像作品が公開されているブースも見どころのひとつだ。【フジロック】や1996年のネブワース公演など、伝説のパフォーマンス映像を改めて視聴することができる。また、作詞家・音楽プロデューサーであるいしわたり淳治が彼らの楽曲の一部を再対訳し、アートワークとともに紹介している。時間が経過したからこそ伝わる感動、またギャラガー兄弟の人間臭さが伝わってくるだろう。
展示作品を堪能し終えると、会場限定のグッズがずらりと並ぶコーナーが。また、デビュー・アルバム『オアシス(原題:Definitely Maybe)』のアートワークを、「リヴ・フォーエヴァー」のMVでリアムが腰掛けていた椅子を、それぞれ再現したフォトブースも登場。メンバーの一員になった、もしくはギャラガー兄弟の仲間入りをした気分を楽しめるはずだ。
◎イベント情報
【リヴ・フォーエヴァー:オアシス30周年特別展】
開催期間:2024年11月1日(金)~2024年11月23日(土)
開催場所:東京・六本木ミュージアム
開館時間:10:00~18:00(最終入場17:30)
※11月1日(金)~11月3日(日)のみ10:00~20:00(最終入場19:30)
<入場料金>
前売:一般・大学生2,500円/中・高校生1,200円/小学生以下無料
当日:一般・大学生2,700円/中・高校生1,400円/小学生以下無料
Text & Photos by Yutaro Takahashi(1・3・4・6・7・9枚目)