毎年10月上旬の九日間が祭の期間で、クライマックスは最終日の神輿(みこし)巡行。3基の神輿のほか、獅子若、猿田講社、武者行列などが巡行し、最高潮に至るのは夜だ。

 祭を寿(ことほ)ぐ「神幸祭限定御朱印」(1000円)も受けることができる。

金色に輝く「神幸祭限定御朱印」は1000円。神幸祭とともに御朱印も人気だ(写真は2023年のもの/御香宮神社提供)

源氏物語の斎王群行を再現「斎宮行列」

2024年は10月20日日曜日の12時から実施予定。紫式部が描いた世界が、嵐山を舞台に現代によみがえる(写真 斎宮行事保存会提供)

 かつて、新しく天皇が即位するたびに、天皇の代わりに奉仕する者として、天皇の娘(未婚の内親王、女王)を伊勢の斎宮へ遣わした。「斎宮行列」は、『源氏物語』が描いた、六条御息所の娘が斎宮となり母とともに伊勢へ下る「斎王群行」の場面を再現したものだ。

当日は、斎宮がきらびやかな装束で御輿(みこし)に乗り、『源氏物語』さながらに動く斎王群行を見ることができる。

(構成 生活・文化編集部)

暮らしとモノ班 for promotion
ヒッピー、ディスコ、パンク…70年代ファションのリバイバル熱が冷めない今