那須御用邸の敷地内を散策する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=2024年9月12日、栃木県那須町、代表撮影

「自然にペア感を出すならば、やはり配色の組み合わせを揃えられると良いと思います。使用する色の系統、色の数を着こなしで統一すると、全く違うコーデをしていても色に共通点があるので、さりげなくお揃いだということが伝わります」

 色合わせをしたり、柄を合わせたり、会話が多く仲が良いと言われる天皇ご一家ならではのリンクコーデとも思われるが、角さんは“雅子さまの意識の強さ”を感じると話す。

「とくに雅子さまは、天皇陛下とおふたりのとき、ご一家でお出ましの時の装いとして、リンクコーデを楽しまれているご様子を感じます。その姿から、仲が良いからというよりも、皇族の一員として人前に出られる時の意識の強さからなのではと思います」

 今回の天皇陛下と雅子さまのペア感の度合いが高いコーデから、角さんは「天皇陛下と雅子さまはおしどり夫婦ですので、もしかしたら、私的なお出かけ時でも今回のようなペアルックを楽しまれていたのかなと思います」

 装いからもにじみ出る夫婦や家族の仲の良さに、私たちの心も癒される。(AERAdot.編集部・太田裕子)

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