旧統一教会の友好団体の推薦確認書への署名について国会で追及される盛山氏

旧統一教会との関係が問題となった文科相も

 上川氏の推薦人には、盛山正仁文科相の名前もある。盛山氏は2021年の衆院選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状をもらって選挙支援を受け、教団側と事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたことが今年2月に発覚し、大きな問題になった。

 B議員は、9月17日付の朝日新聞が、安倍晋三元首相が2013年の参院選前に旧統一教会の会長らと党本部の総裁応接室で会談していたことを大きく報じたことに触れ、声を落とす。

「盛山氏は現職の大臣ですから、党員票、議員票には影響力があり、ぜひ推薦人にとなった。それが、朝日新聞の超ド級な旧統一教会疑惑報道で、また問題が再燃しかねない」

あの“パワハラ”議員は小泉陣営に

 航空機のキャビンアテンダントや北海道、札幌市の職員へのパワハラが批判を受けた長谷川岳参院議員は、小泉進次郎元環境相を応援している。

 長谷川議員は今年3月、歌手の吉幾三氏の動画で、航空機内でキャビンアテンダントに対して「態度が横柄な国会議員」がいる、と指摘された。その後、北海道や札幌市の職員に恫喝的なふるまいをしたり、職員を自分への説明だけのために東京まで出張させたりしていたことなどが次々と明るみに出た。長谷川氏は5月、参院の「地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会」の委員長職を辞任することにもなった。

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