冬の果物と言えば、みかん!
ビタミンが豊富でカラダによい果物というイメージをお持ちだと思いますが、実はそれだけじゃないんです!
最近では、アンチエイジングやダイエット、がん予防にも効果的という研究が報告されています。
ちなみに、私たちが「みかん」と呼んで食しているものは「温州蜜柑(うんしゅうみかん)」を指します。
果実はもちろん、袋や皮にもそれぞれ栄養があるので、その栄養素を理解し、上手に摂取しましょう。
ダイエットには「食前みかん」!
話題の“みかんダイエット”ですが、まずは、みかんに含まれるダイエット成分についてご紹介しましょう。
これを知ると、ダイエット効果のあがる食べ方がわかりますよ。
◎ペクチン
食物繊維の一種。コレステロールの抑制や血糖値の吸収を抑えます。また、腸内環境を整え、便秘改善にも効果があります。
◎シネフリン
脂肪分解を促進する効果があります。
◎クエン酸
疲労回復が有名ですが、糖質を分解して燃焼させる効果も期待できるんですよ。
【ダイエットに効果的な食べ方】
みかんを食前に食べることで、水分と混ざってお腹の中が膨張し、満腹感が得られます。
食事量を減らすことができ、血糖値の上がり方も緩やかになるため、脂肪がつきにくくなります。
しかし、ダイエットに適しているからと言って、食べ過ぎはNG。
みかんにも糖分があるので、食べ過ぎると糖分もたくさん摂取することになってしまいます。
ですから、食事の前に1個が理想です。
がん予防に注目される栄養素「βクリプトキサンチン」
近年、がん予防に効果があることがわかり注目されている「βクリプトキサンチン」。
これは、みかんに多く含まれるオレンジ色の色素の一種です。
がん細胞の分裂や増殖を防ぐ効果が高く、発がん抑制に大きな効果が期待されています。
この他、「βクリプトキサンチン」は、骨粗鬆症の予防や糖尿病の進行を抑制する効果もあります。
白いスジまで食べてアンチエイジング
そもそもみかんはビタミンCが豊富で美容効果が高い果物ですが、ビタミンCは壊れやすいのが特徴です。
しかし、みかんの白いスジには多くのビタミンP(ヘスペリジンなど、ポリフェノールの一種)が含まれており、壊れやすいビタミンCを守り、安定化させる働きがあります。
老化を防ぐカギは、毛細血管を強化することにあります。
ビタミンPは、年齢とともに減少する毛細血管の強化と血流促進、血中コレステロール値の改善作用があるため、高いアンチエイジングが期待できます。
── みかんの栄養素を改めて見てみると、その凄さに驚かされます。
何といっても手軽に食べられるのがみかんのいいところ♪
食前に1個のみかんなら、無理なく続けられそうですね。