御料牧場内を散策する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=24年5月

海外からも称賛の声

 雅子さまの笑顔については、英国に滞在中も現地の人らの称賛の声がSNSでも上がっていた。この点について水野さんはこう話す。

 「外国の方々は、分かりやすい表情を好む傾向にあります。また、はっきりした性格や顔立ちの人が多いので、日本人は留学先で、少し表情が控えめ、と呼ばれることも。しかし、両陛下の笑顔は顔全体を使っているため、とても伝わりやすい笑顔です。さらには、目元が少し柔らかく、細くなることによって柔和なイメージがよく伝わってきました。脳内のセロトニンの分泌がよくなり、とても安心した、リラックスした状態になっているのだと思います。笑顔は世界共通の幸せであることを両陛下は改めて教えてくださったと思います」

御料牧場に到着し、出迎えを受ける愛子さま=24年5月

 そして、その笑顔は愛子さまにも受け継がれているという。

 「愛子さまの場合は、お口元がとくに素晴らしいと思います。幼少期のころと比べて、歯を見せて笑顔になられるときが非常に多くなりました。これはロイヤルスマイルで話題になった佳子さまにも通ずることですが、口の筋肉(口輪筋)がよく使われ、口角が自然と上がってきたからこそ、歯が自然と見える、という状況です。非常に相手に伝わりやすい笑顔になったと同時に、普段のお顔から上品さが以前にもまして伝わるようになりました」(水野さん)

 

 宮内庁のインスタグラムでは、愛子さまが栃木県の御料牧場で静養なされた際の写真が投稿されている。この写真はSNSで話題となり、「見ていて幸せになる」と話題となった。海外からも「上品で、安心感のある笑顔だ」といった声があり、国内外で「幸せ」が飛び交った。

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