まろ 私の本に載ってる対談のネタバレみたいになっちゃいますけど、絵の裏を見てる、って。
マキ さすがにライフスタイルホテルでは見ないですよ。でも、誰かが見てるかもしれないと気配を感じる部屋があるんですよ。まろちゃんのガイドには絶対に載らないようなホテルにも、私、泊まるんで。
まろ 怖いわー(笑)。
マキ 最近のライフスタイルホテルには家具とかあるけど、昔のホテルには最低限のものしかない。広い部屋に一人でいると、誰かがいるような気配になったりして。部屋を感じるというのもひとりホテルの醍醐味(だいごみ)だな、と。
まろ それは本当に、ひとりホテルの醍醐味なんですかね……?(笑)
マキ 広い部屋の時は、大音量でテレビつけて全部の電気つけて。怖くない!お前らなんかに負けないぞ!って。それを楽しむ。誰かの気配を感じること、ない?
まろ アメリカとかって、幽霊が出ることをウリにしてるクラシックホテルとかあって。先生はたまんないんだろうな、って。あれ。ぜんぜん赤倉温泉ホテルの話してない。出るホテルみたいになってる。でもここは、出ないですよね。泊まってみたら、先生が絶賛してるわけがわかった。これは毎冬行こうと思いました。
マキ 恋のシュプールを描きながら泊まってください。皇族も泊まっているみたいで。資料室とかもあって。クラシックスタイルの雰囲気もありながら、スパのマッサージとかもいい。スキーとセットで行くと、リッチな気分も味わえます。スキー場のど真ん中にあるので、インとアウトがすぐできる。ホテルのスノボレンタルってあまり信用してなかったんだけど、それも使ってみたらよかった。
まろ ちなみに私はスキーもスノボもできないので、珍しい客として利用させてもらいました。スキーしない人は10%くらいだと言ってました。
マキ スキーじゃないシーズンもぜひ。
まろ グリーンシーズンもね。
マキ 『おひとりさまホテル』は4巻も、バラエティーに富んだ5話になりました。