ニッキー・ミナージュが、現地時間2024年5月25日にU.K.でのコンサートに向かう途中、オランダのアムステルダムで逮捕されたようだ。
ニッキーはその一部始終をインスタグラム・ライブ動画に収め、のちに彼女のファンによってSNSに再投稿された。その映像では、彼女が禁制品を所持していないと主張しているにもかかわらず、アムステルダムの警察官が彼女を“薬物所持”を理由に拘留したいと言っているのが聞こえる。
車両に乗って録音をやめるよう繰り返し求める警官たちに対し、彼女は、「中には入らない。弁護士を同席させたい」と訴えている。
ニッキーは25日の夜に、【ピンク・フライデー2・ワールド・ツアー】の一環として英マンチェスターのCo-Op Liveでコンサートを行う予定だった。映像では別の警官がコンサートに言及し、「できるだけ早く連れて行くようにする」と話しているのが聞こえる。「逮捕されるんですか?」と彼女が尋ねると、警官は“はい”と答え、それ以上の説明はなかった。映像はニッキーが自ら警察車両に乗り込むところで終わっている。
報道時点では、ニッキーが警察署に連行されたかは明らかになっていない。オランダ王立保安隊の広報担当者は米TMZに対し、米国人女性が“ソフト・ドラッグ”を所持していたとして逮捕されたと語ったが、名前や具体的なドラッグの種類については明言を避けた。
AP通信に寄せられた声明によると、プロモーターのライブネーションは、ニッキーのマンチェスター公演は日程が変更され、元のチケットは尊重されると述べている。同社は、「ニッキーは今夜の公演を実現させるためにあらゆる可能性を模索し最善の努力をしてきましたが、今日の出来事により不可能となりました。ご迷惑をおかけしたことを大変残念に思います」とコメントしている。
マンチェスターに到着する前に“5、6時間留置場に座っていた”というニッキーは、25日の夜にX(旧Twitter)への投稿で最新情報を伝えた。彼女は、「今夜の公演については、まもなく別の日程が決まり、多分明日シェアできるでしょう。7月のオプションと6月のオプションが現在検討されています。パフォーマンスで公演日を埋め合わせるだけでなく、この公演のチケットを持っていたみんなには追加ボーナスを出す方法を見つけます。約束します」と綴った。
また、ニッキーは泊まっているホテルの場所を共有し、地元のファンが立ち寄って挨拶することを歓迎した。彼女は、「Barbz(バーブス、ニッキーのファンの総称)、私はバルコニーに出ますから、もしみんなが外にいたら見えると思いますし、(1階まで)降りるかもしれません。1時間くらいそこにいます。せめてみんなに会いたかったんです。でも、もしベッドにいるならそこにいてくださいね」と呼びかけている。
ニッキーはまた、25日に空港職員から当局が彼女のバッグを検査する必要があると伝えられているように見える別の動画を共有した。彼女はXに、「今、彼らはマリファナを見つけたと言い、プリロールを量るために別のグループがここに来なければならないと言った」と書き、のちに自身のフライトが数時間遅れていると語った。
「私の荷物は許可なく持っていかれた」という彼女は、アムステルダムではマリファナが合法であることを指摘した。「私の警備員がすでにそれらプリロールは彼のものだと伝えている。そうそう、あとパイロットが私のインスタ投稿を削除してほしいんだって」と彼女は述べている。
インスタグラムで彼女は、【ピンク・フライデー2・ワールド・ツアー】が“妨害”されていると示唆した。「彼らはすべての公演に私が来るのを阻止しようとしている。私が見れる前に私のバッグを取った。飛行機に乗せた。今は税関で待っていると言っている。これが、他のすべてが失敗したあとに、ツアーを妨害するよう大金を掴まされた人たちの姿だ。彼らのやったことはすべて違法だ」と綴っている。
この件をきっかけに、バーブスたちはSNSで不快感を共有し、その結果、Xでは#FREENICKIというハッシュタグがトレンド入りした。