汗の匂いや紫外線が気になる季節。夏に向けて、お肌だけでなく髪のケアも不可欠ですね。ヘアサロンで人気の「ヘッドスパ」ですが、かかる時間や費用を思うとそう頻繁には行けません。そこで、あの至福のスッキリ感を自宅で得られる方法を調べてみました。

自宅で夏じたく
自宅で夏じたく
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ポイントは3つ!「毛穴」「血行」「保湿」

美髪効果
育毛効果
美顔(小顔・美肌)効果
リフレッシュ( リラックス)効果
主に4つの効果が得られる『ヘッドスパ』は、日本独特の施術なのだそうです。
あの気持ちよさとツヤツヤ感は、「毛穴の汚れがスッキリとれて」「血行がよくなり」「潤いが保たれる」という3つの要素でつくられます。頭部に集中するツボを刺激することで頭皮の血液やリンパの流れがよくなり、毛穴から毒素が排出されます。なんと髪だけでなく全身のデトックスになるんですね!
オイルクレンジングやシャンプーしながら、以下の箇所を意識してマッサージします。
・頭頂部
・耳の回り
・生え際
頭頂部には、全身のエネルギーの通り道「百会」というツボがあり、ストレスをコントロールする自律神経とつながっています。頭痛や立ちくらみ・更年期障害などが軽減され、集中力や記憶力が高まるともいわれます。
耳の回りは美容に直結したツボの多い場所。コリがたまりやすく、風邪ぎみのときなど耳の後ろを触ってみると、固く強ばっていたりします。頭痛や肩こりに悩む人の頭皮は、たいていコリコリに凝っているのだそうです。
おでこ〜フェイスライン〜襟足をぐるっと囲む生え際にも、頭痛・肩こり・不眠症・眼精疲労などのツボが集まっています。「目の疲れがとれて視界がハッキリする」など、すぐ効果が感じられるのも嬉しいところ。
リンク先の「頭部のツボの位置」もご参考にしてください。
頭と顔は一枚皮でつながっているので、頭皮がやわらかくなると顔の皮膚にもハリが出て顔色もよくなります。額のシワや頬のたるみがリフトアップされるので、キュッとした小顔に。 続けていると目力も増しますよ!

バスタイムなら、週に1度のデトックスも簡単

毛穴クレンジング→シャンプー→トリートメントまたはパック。
自宅でおこなう場合は、週に1度か2度、バスタイムを利用するのがいちばん。
クレンジングにはオリーブオイルやココナッツオイルなどキッチンにあるものを使うと、費用もかからず食品なので安心です。頭皮に直接かけて、指の腹で円を描くようにゆっくりマッサージします。コツは、「イタ気持ちいい」くらいの力加減で、フェイスラインから頭頂部へ、毛穴の向きに逆らうように動かすこと。頭頂部はジグザグに動かすとやりやすいです。手で左右の髪をつかみ上に引っぱると、リフトアップ効果も。ツボは親指で真っ直ぐ押していきます。
蒸しタオルかラップで包み、20分ほど放置(半身浴したり体のお手入れしたり)すれば、毛先までしっとり! お湯でていねいに流してからシャンプーします。
シャンプー時のマッサージやちょっとしたツボ刺激は、毎日でもできますね。「頭をわしづかみにする」という シンプルな刺激法も・・・興味のある方は、リンク先を参照してみてください。

炭酸水? それとも緑茶?ウーロン茶?

シャンプー前のマッサージやすすぎに炭酸水を使用する方法も人気です。
シュワっとした泡の刺激が皮脂や汚れを浮かせ、血行をよくします。炭酸水は、水と二酸化炭素だけのピュアな商品を。または水に重曹とクエン酸を混ぜて自作もできます。
シャンプーを手のひらで泡立てるときハチミツを少量混ぜると、保湿力が高まります。
また、シャンプー後のトリートメントにぬるい緑茶を使用するのもお勧めです。お茶には解毒作用があり、夏場はデオドラント効果も。紅茶やウーロン茶、ハーブティーなど、仕上がりの好みでいろいろ試すのも楽しいですね。
そしてこれからの季節は帽子や日傘で紫外線を防ぐこともお忘れなく!
「初めて会う相手を認識するイメージの70%はヘアスタイル、30%が顔」という報告結果があるそうです。週に一度の『ヘッドスパ』で髪のコンディションを整えて、夏のおしゃれと出会いを存分に楽しみたいですね。<参考>
『山野式ヘッドスパ』山野光夫(ワニブックス)