ジャニーズ事務所は創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題で、7日、東京都内で記者会見を開いた。喜多川氏の性加害を認め、喜多川氏の姪の藤島ジュリー景子社長が5日付で引責辞任、新社長には東山紀之が就任すると正式に発表した。14時から始まった会見は実に4時間以上。中でも注目が集まったのは、会見に登壇した「ジャニーズアイランド」社長の井ノ原快彦だった。
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「会見での井ノ原快彦さんが話す言葉には本当に生の感情が出ていました。SNSでの書き込みは『井ノ原快彦』に対しては同情的というか称賛の声があがっていました。もちろん企業としての責任は問われるべきですが」
と話すのは芸能評論家の三杉武氏だ。記者会見が始まると「ジャニーズ」がすぐにトレンド入りし、同時に「イノッチ」が2位に上がった。
会見で井ノ原快彦は、喜多川氏の性加害を知っていたかという突っ込んだ質問に、
「得体の知れない、それに触れてはいけない空気はあった」
現在の所属タレントたちへの思いには、
「裏切れないですよ。ちっちゃい子たちを見ていると。たった3カ月で踊りもうまくなって、間違ったらかばいあってる彼らを見ると裏切れないです」
ジャニー喜多川氏に言えることがあればと問われると、
「いい加減にしろよ」
と、三杉氏が指摘するように生の感情を出していた。